矯正治療費

矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。

治療費は治療前に治療計画とともに総額を明示いたしますが、基本料金につきましては分割も可能です(分割手数料はかかりません)ので、お気軽にご相談ください。
また、カードもご利用いただけます。

初診相談料 ご相談とヒアリング、問診、視診、触診、歯、口元、顔などの写真撮影 3,000円 +消費税
検査資料採得料 レントゲン(CT含む)、模型・咬合器へのマウンティング、鼻腔通気度計測定、口腔内顔面写真などの診断資料採得料 40,000円 +消費税
矯正診断料 診断資料の分析
治療方針の説明(治療目標の図式化、期間、装置、費用など)
20,000円+消費税
矯正治療基本料
※症例の難易度によって異なります。
子供の治療 (1)二期治療
・第一期治療(早期治療)
・第二期治療(永久歯列の完成)  

40万円~50万円位+消費税
40万円~50万円位+消費税
永久歯列交換後の全体矯正(成人矯正含む) 80万円~90万円位+消費税
毎回の処置料 装置調節、交換、メンテナンス、口腔衛生指導、舌習癖などの指導、経過資料採得など 3,000円~6000円+消費税

治療開始時期と治療期間

Q. 治療はいつはじめたら良いのか?

矯正治療の開始時期は、歯並びの状態だけでは決められません。
骨格の問題や習癖の有無、気道の状態、年齢、性別、成長の有無、歯と歯周組織および全身の健康状態、 本人とその家族のやる気と理解などによって異なりますので、一概に「早ければ早いほど良い」「永久歯になってからで良い」と 一言で片付けられるものではありません。
治療の方法は、はじめる時期によって、早期治療と永久歯治療の二つに分けることができます。

1. 早期治療

早期治療というのは、乳歯列や混合歯列の時期(6-10歳位)に始める治療のことです。成長を利用して骨格のズレを治療したり、 歯列を拡大したり、部分矯正を行うのに適しています。順応性豊かな時期ですので、患者さん本人の苦痛も少なく、 慣れも早くて、好ましい反応を得やすいといえましょう。また、早く始めれば、歯を抜かずに治療ができるケ-スが増えるなどのメリットがあります。 将来永久歯列になってから、本格的な矯正治療を行う前段階の治療とも考えられるますので、 二つの時期に分けるという意味から、早期治療を第一期治療、その後の治療を第二期治療と呼ぶこともあります。

2. 永久歯治療

乳歯がすべて交換して永久歯がほぼ出そろった状態で治療をおこないますので、ほとんどの場合、 歯にブレ-スをつけて、広い範囲にわたって徹底した治療を行います。特に歯を抜く必要のある治療では、 早くとも12~13歳くらいが開始年齢となります。小学校高学年になると、本人のはっきりとした協力態度が必要になってきます。 さらに、中学生以上になると、必要な説明を十分にしたあとに、矯正治療を受ける受けないの最終的な判断は、 親だけでなく、本人も含めて行うようになります。

3. 大人になってからでも遅くありません

成人だからといって手遅れということはありません。日本でも、今や大人の矯正の時代といわれるくらい、成人の矯正が普通になっています。
私の診療室でも成人が約1/3以上を占めるようになりました。 成人でも、歯を動かすことはできます。
むしろ、価値観の定まった成人のほうが、熱心に治療に取り組むことができるため、 治療の予定が途中で狂うことなく、計画通り順調に進められることが多いのです。
しかし、治療上の制約は多くなります。 成人は成長を利用して骨格を治すことはできませんし、歯や歯肉の状態が健康とは限りませんので、
その状態に合わせて、 最良の治療をするしかありません。そのため、ケ-スによっては、治療のゴ-ルが多少妥協的になり、制限されることがあります。

Q. 治療期間はどのくらい?

矯正歯科を訪れても、即治療ということにはなりません。治療をはじめるまでには、いくつもの段階を踏む必要があります。
まず、初診相談の後、診断のために患者さんの資料をそろえることが必要です。資料をもとに分析を行い、診断と治療計画が決まると、
つぎに患者さんとのコンサルテ-ションをおこないます。これにより、開始時期が決まります。
受験、就職、留学、結婚など、 たいせつな予定は早めに申し出ておいて、治療計画のときに希望を伝えておくべきでしょう。

治療に必要な期間

永久歯治療で、平均2~2.5年、通院は月1回です。早期治療では、第一期に1~1.5年、第二期に1.5~2年くらいというのが普通です。
成人の場合でも、私の経験では、子どもより期間が長くなるということはあまりありません。
骨格に問題のある反対咬合は、もっとも時間のかかるケ-スといえます。
たとえば、早期治療で前歯をなおしても、思春期成長にはいってから、 下顎が伸びてくることがよくあります。
その場合、成長がほぼ終わってから最後の仕上げをするのですが、初診から完了までの定期観察期間など、 治療以外のすべての管理を含めれば、
10年以上通院することも珍しいことではありません。


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